聴きたい!歌いたい!ベスト8&8 美川憲一

美川憲一 聴きたい!歌いたい!ベスト8&8 美川憲一歌詞
1.新潟ブルース

作詞:水沢圭吾・山岸一二三
作曲:山岸英樹・中川博之

思い出の夜は 霧が深かった
今日も霧がふる 万代橋よ
別れの前に 抱きしめた
小さな肩よ
ああ 新潟は新潟は 面影の街

しあわせの夜を 二人過したね
いつかより添った 古町通り
ほのかに白い 指先で
涙をふいた
ああ 想い出の想い出の 新潟の女

忘られなくて ひとりさまよえば
青い灯がゆれる 新潟駅よ
愛したわけじゃ ないんだと
強がり云えば
ああ 新潟は新潟は 霧に更けゆく


2.柳ヶ瀬ブルース

作詞:宇佐英雄
作曲:宇佐英雄

雨の降る夜は 心もぬれる
まして一人じゃ なお淋し
憎い仕打と うらんでみても
戻っちゃこない あの人は
ああ 柳ヶ瀬(やながせ)の 夜に泣いている

二度と逢えない 人なのに
なぜか心が 又いたむ
忘れたいのに あの夢を
想い出させる この酒が
ああ 柳ヶ瀬の 夜に泣いている

青い灯影に つぐ酒は
ほろり落した エメラルド
もだえ身を焼く 火の鳥が
雨に打たれて 夜に泣く
ああ 柳ヶ瀬の 夜に泣いている


3.さそり座の女

作詞:斉藤律子
作曲:中川博之

いいえ私は さそり座の女
お気のすむまで 笑うがいいわ
あなたはあそびの つもりでも
地獄のはてまで ついて行く
思いこんだら いのち いのち
いのちがけよ
そうよ私は さそり座の女
さそりの星は 一途な星よ

いいえ私は さそり座の女
お気の毒さま 笑うがいいわ
女のこころを 知らないで
だまして汚して 傷つけた
ばかな男は あなた あなた
あなたなのよ
そうよ私は さそり座の女
さそりの毒は あとで効くのよ

紅茶がさめるわ さあどうぞ
それには 毒など 入れないわ
つよがり言っても おんな おんな
おんななのよ
そうよ私は さそり座の女
さそりの星は 一途な星よ


4.釧路の夜

作詞:宇佐英雄
作曲:宇佐英雄

貴方(あなた)のつめたい そのひとみ
なぜに私を いじめるの
やさしく抱いて ほしいのに
女心も 知らないで
貴方がにくい 貴方がにくい

風のつめたい 釧路川(くしろがわ)
今日も一人で 来てみたの
しばれた心を 抱きしめて
女心も 知らないで
貴方がにくい 貴方がにくい

霧は降る降る 今日も又
一人歩きの ヌサマイ橋よ
船の汽笛も 泣いている
女心も 知らないで
貴方がにくい 貴方がにくい


5.おんなの朝

作詞:西沢爽
作曲:米山正夫

朝が来たのね さよならね
街へ出たなら べつべつね
ゆうべあんなに 燃えながら
今朝は知らない 顔をして
ああ あなたは別れて
別れてしまうのね

朝が来たのね さよならね
そんなはかない 仲なのね
こんどいつ逢う あてもなく
冷えた紅茶を ひとり飲む
ああ さみしい私に
私に もどるのね

朝が来たのね さよならね
思いだしたら 誘ってね
憎いあなたに 泣きながら
夢の名残りを 抱いてゆく
ああ 女の涙を
涙を わかってね
涙を わかってね


6.湯沢の女


7.納沙布みれん

作詞:水木れいじ
作曲:水森英夫

あいつひとりが 男じゃないと
忘れるつもりの 旅でした
月のしずくに 泣き濡れながら
指輪も捨てた はずなのに…
凍てつく風が 哭く海鳴りが
想いださせる 納沙布みれん

俺のこころの 終着駅は
おまえの胸だと 言った彼(ひと)
あんな綺麗な 瞳(め)をしてたのに
私に嘘を つくなんて
はぐれ鴎を 目で追いながら
あなた呼んでる 納沙布みれん

雪よ降れ降れ 悲しい恋を
おもいで話に できるまで
赤いハマナス 咲くこの町で
もいちど逢いたい 抱かれたい
また来る春を おんなの春を
待ってみましょか 納沙布みれん


8.愛は煌めいて

作詞:高畠じゅん子
作曲:中川博之

思えば若いから なんでも出来たのね
ばかげた遊びもしたり だまされ傷つき
いろいろあったから 夜空を見ていると
哀しくないのになぜか 涙があふれるの
愛は 愛は煌(きら)めいて
心の海を照らすわ
私の身体を
風のように通りすぎた 男もいたけど
いつでも恋はひとすじ 真剣だったのよ

ひたすら駆けてきた 自分がいとしいわ
石ころばかりの道や 都会の砂漠を
終わりのない旅は 孤独と向き合えば
どこかでくじけちゃだめと 背中を押されるの
愛は 愛は煌めいて
心の駅を照らすわ
夢だけかかえて
乗った夜汽車走るままに この身をまかせて
それでも虹をこの手で つかむと決めたのよ

愛は 愛は煌めいて
心の窓を照らすわ
私の人生
どんな時も忘れないわ あなたがいたこと
元気でいれば明日(あした)も 陽はまた昇るのよ